銅価格ついに高値更新、高騰か調整局面か、今日のトレンド次第 

2023年12月28日現在、銅に対するテクニカル分析をお届けします。 

要点 

• 銅供給への期待が弱まる 

パナマ政府が巨大銅鉱山の閉鎖を命じ、英鉱業・資源会社アングロ・アメリカンが来年の生産量見通しを引き下げたため、来年は銅の供給量が大幅に増加するという市場の期待は弱まっている。ロンドン金属取引所の銅3カ月先物は水曜日、0.6％上昇し1トン8624ドルとなり、今年これまでの累計で3％のプラスとなった。 

• ドル安が銅価格を押し上げる 

米ドル建てのコモディティが上昇している原因は、米国の急速な利下げと来年度の市場収支の引き締めが予想されているためだ。このため、ドル建ての商品は他通貨の買い手にとって割安になり、輸出国の商品需要を増やすことになる。 

テクニカル分析 

日足チャート分析 

（銅日足チャート。情報源：Ultima Markets MT4）

• ストキャスティクス・オシレーター 

指標は徐々に買われすぎのゾーンに入り、相場はついに前回の高値を上抜いた。但し、指標はまだ前回の買われすぎの水準には触れなかった。これは、市場が将来的に爆発的な成長をもたらし、指標が急速に上昇することを示唆しているが、そうでない場合は、ベアリッシュ・ダイバージェンスを形成し、その後深いリトレースメントに入る可能性があります。 

• ケイ線 

相場のローソク足は昨日、大陽線を伴ってついに前回の高値を上抜いた。そのポイントは、前日が上影陰線のローソク足であったことである。通常、このような高値を上抜けた場合、強気相場がついに優勢になったことを意味し、今週も高値更新の可能性が高くなる。 

1時間足チャート 

（銅1時間足チャート。情報源：Ultima Markets MT4）

• ストキャスティクス・オシレーター 

指標は弱気のシグナルを発し、アジア取引時間に相場がリトレースメントに入る可能性を示唆している。次の強気のシグナルを待ち、買いのチャンスに注意しよう。 

• ATR指標 

昨日、相場は12月20日以来の高値を上抜け、ATR指標は当時のブレイクアウトが有効であることを示唆した。現時点で、買いのチャンスを探るには、小幅な調整を待つ必要がある。 

トレーディングセントラル　PIVOTインジケーター 

（銅30分足チャート。情報源：Ultima Markets MT4アプリ）

• Ultima MarketsのMT4にあるPIVOT指標によると、当日の中心価格は3.9385。 

• 3.9385より上では上昇トレンド、第一ターゲット3.9800、第二ターゲット3.9920。 

• 3.9385より下では下降トレンド、第一ターゲット3.9180、第二ターゲット3.9065。 

免責事項 

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