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欧ECBが政策金利発表、ユーロ上昇
2024年3月7日現在、ユーロと米ドルに対するテクニカル分析をお届けします。 要点 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は水曜日、下院金融サービス委員会で証言し、今年のある時点で利下げの行うことが適切かもしれないと述べた。しかし、その発言は1月の利上げ決議後の発言と同様で、予想外の発言はとくになかった。 2月の米国ADP雇用者数は14万人と堅調に推移し、労働者の賃金上昇率は前年比5.1%と増加した。ADP社によると、これは2021年8月以来最小の増加であり、インフレ圧力が後退していることを示す可能性がある。 欧ECBが政策金利を据え置かれると市場が予想しており、最新の経済見通しと利下げのタイミングに関するクリスティーヌ・ラガルド総裁からのシグナルに注目が集まっている。 テクニカル分析 日足チャート分析 (ユーロ/米ドル日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) シグナルラインとMACDラインが2日間の短期的な絡みで、再び強気のシグナルが点灯し、過熱圏に入っている。これは、現時点で強気相場の短期的な優位性を示唆しており、買いの機会に注意を払う価値がある。 為替レートは昨日、2月22日の高値を強く上抜けたことで、短期的な強気トレンドが明確となった。これまでのトレンドと同じ水準のフィボナッチエクステンションに注目しよう。 1時間足チャート (ユーロ/米ドル1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は過熱圏で弱気のシグナルを発しており、日中のアジア取引時間では短期的弱気相場と見られている。強気のシグナルが再度点灯してから、エントリーの機会に注目しよう。 為替レートは昨日代替トレンドラインを上抜けた後、また代替トレンドライン付近まで下降している。これから、為替レートは抵抗されて反発の可能性があり、このまま下抜けした場合、黒い33日移動平均線付近が目標になるだろう。 トレーディングセントラル PIVOTインジケーター (ユーロ/米ドル30分足チャート。情報源:Ultima Markets APP) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。
ドル安とECB理事会期待により、ユーロは反発し、今月の高値更新
米国の非農業部門雇用者数が予想を下回ったことや、米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長が緩やかにタカ派的な利下げを行ったことで、ドルが弱含み、ユーロは対ドルで1.09ドルまで上昇し、1月24日以来の高値を更新した。投資家はまた、木曜日に開催される欧州中央銀行(ECB)の金融政策決定会合に注目し、ECBの今後の政策の方向性についてより深い洞察を得ようとしている。 中央銀行メンバーは現在の高水準の金利を維持すると予想されるが、経済見通しの修正とクリスティーヌ・ラガルド総裁に注目することで、利下げの手がかりが得られる可能性がある。最新の報告書によると、ユーロ圏のインフレ率は2月に2.6%と2ヵ月連続で低下し、2024年1月の2.8%から低下した。 (ユーロ/米ドル 年足チャート) 一方、ユーロ圏の2024年1月の小売売上高は前月比0.1%増となったが、12月の改定値は0.6%減と市場予測通りであった。食品、飲料、タバコなどの商品の売上高は1.0%増加し、3ヵ月間の低迷に終止符を打ち、自動車燃料は1.7%増加し、2022年8月来の高水準を更新した。これに対し、非食品は前月の0.9%減に続き0.2%減となった。消費財小売総額は前年同月比1.0%減となり、16ヵ月連続のマイナスとなった。 (小売売上高。 出所:ユーロスタット) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。