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米国年末商戦の小売売上高、懸念にもかかわらず好調を維持

米国昨年12月の小売売上高は0.6%増となり、11月の0.3%増と市場予想の0.4%増を上回った。この数字は、自動車販売台数が1.2%増加したことに牽引され、過去3ヵ月で最高となった。自動車販売を除いた小売売上高は0.4%増加した。無店舗小売店(1.5%)、衣料品店(1.5%)、百貨店(1.3%)、量販店(0.7%)、ホームセンター・園芸用品(0.4%)、娯楽用品・趣味・楽器・書籍(0.3%)、飲食料品店(0.2%)など、さまざまなカテゴリーの売上高が増加した。逆に、ヘルスケア・パーソナル製品(-1.4%)、ガソリンスタンド(-1.3%)、家具店(-1%)、電子機器(-0.3%)では売上が減少した。飲食・飲酒店の売上高は横ばいであった。自動車、ガソリンスタンド、建設資材、食品サービスを除いたコア小売売上高は0.8%増と、7月以来最大の伸びとなった。2023年全体を振り返ると、季節調整前の小売売上高は3.2%増であった。 水曜日、米10年物国債利回りは4.1%まで上昇し、1ヶ月以上ぶりの高水準となった。好調な小売売上高統計が米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測のリズムを鈍化させる恐れがある。一方、米ドル指数は3取引日連続で上昇し、103.5台を記録した。 (米国小売売上高推移。 出所:米商務省) (米国10年物国債利回り) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。
