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豪ドル、うわさで買って事実で売れ、今日また上昇反転の可能性あり
この調査レポートは2023年11月10日現在、豪ドルと米ドルに対して分析したものです。 要点 今週火曜日、豪州準備銀行(RBA)は政策金利を0.25%引き上げ、4.35%にすることを決めた。この前から、市場は豪中銀の利上げを予想していたため、豪ドルの先高観はすでに考慮されていた。その後、ブロック氏はさらなる政策引き締めへの障害が高まったことを示唆し、豪ドル安につながった。 実際、市場では、11月の豪ドル利上げだけでなく、今回のサイクルでもう1回利上げが実施されるとの見方が強かった。しかし、その後の豪中銀の声明は、このようなタカ派的な姿勢が確認できず、その代わりに、データによって追加引締めの必要性を検討しようとしている。 テクニカル分析 デイリーチャート分析 (豪ドル/米ドルデイリーチャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は弱気シグナルが点灯してから、下落し続けている。豪ドルの短期トレンドは、下落基調にあることが確認されたが、注目ポイントは、間もなく50の中央線に接近することであり、反発や反転の発生に注意する必要がある。 為替レートは、33日移動平均線と65日移動平均線の組み合わせで形成される移動サポートを下回った。昨日、33日移動平均線の下方を割り込んだことで、相場が下降し続ける可能性が高まった。 11月1日に、為替レートは下降トレンドラインを下抜けし、本日はまたそのトレンドラインまで戻している。これ以上弱気局面にならないシグナルが出てれば、為替レートはまた反転上昇の可能性がある。 4時間チャート (豪ドル/米ドル4時間チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標はまだ売られすぎゾーンに入っていなく、相場とある程度のボトム・ダイバージェンスパターンを示している。これは、下落余地が限られており、これから市場が調整局面、あるいは反発局面に入る可能性があることを示唆している。 昨日、為替レートがフィボナッチ・リトレースメント61.8%まで急落した。通常、このようなレジスタンスゾーンに近い急落は、ある程度の確率で反発する。 PIVOTインジケーター (豪ドル/米ドル1時間チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。
RBAの政策に疑問符がつく中、豪ドルの上昇は準備万端
この調査レポートは2023年11月7日現在、豪ドルと米ドルに対して分析したものです。 要点 本日の正午にオーストラリア準備銀行(RBA)が最新の政策金利を発表し、オーストラリアの第3四半期消費者物価指数(CPI)が予想以上に好調で、住宅価格が過去最高値近くまで回復したことから、今週25bpsの利上げが実施される可能性が60%に達したと市場が予想している。。逆に、金融引き締めの兆しが見られなければ、豪ドル/米ドルは急速な下落トレンドに入るだろう。 オーストラリア準備銀行のブロック新総裁は、「インフレ見通しが大幅に上昇すれば、必要な追加利上げも行っていく」と声明した。RBAによる利上げ再開への期待は、すでに最近の豪ドル高を引き起こしている。 (豪ドル/米ドルデイリーチャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は買われ過ぎゾーンに入り、現在のブル相場の勢いを示唆している。昨日は反転の兆しが見られたが、反転が確認されるまでは一概に反転と判断できない。 33日SMAと65日SMAを強く上抜けた後、現在ブル相場の勢いが強まっていることを示唆している。200日移動平均線(点線)まで上昇する可能性があるが、その間、また緑色の5日移動平均線をリトレースメントする可能性もある。 (豪ドル/米ドル1時間チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標はまだ売られ過ぎゾーンにあり、市場のトレンドから見ると、現時点でまだ調整段階にある。 上昇局面のシグナルを待ってから取引機会を探そう。 高値圏で2営業日調整した後、相場は長方形のゾーンを形成した。長方形のゾーンををブレイクした後、短期的に為替レートが引き続き下降し、下値支持線を注目すべき。 赤の65日移動平均線が最初の目標サポートレベルである。もし、相場がより大きな調整局面に入った場合、上昇チャンネルラインの上端に注目し続ける必要がある。 (豪ドル/米ドル1時間チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。