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長期的な円高傾向の到来で、日本の賃金上昇が加速
2024年3月8日現在、米ドルと日本円に対するテクニカル分析をお届けします。 要点 1月の名目賃金は前年同月比2%増となり、エコノミストの1.2%増という一般予想を上回った。日本の賃上げ率は昨年6月以来の伸び率に加速し、日本銀行がマイナス金利政策を終了することへの市場の観測が高まった。 本日の市場は、米国の非農業部門雇用者数統計の発表を迎える。前回の週間失業保険申請件数によると、2月の雇用者数の伸びは鈍化したが、著しいものではなかった。弱めの雇用統計は、円高傾向の継続や米ドル指数の下落を誘発する可能性がある。 テクニカル分析 日足チャート分析 (米ドル/日本円日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は、弱気のシグナルが点灯した後、すぐに50の中央値を割り込み、現時点での弱気派の勢力が明らかに優勢であることを示唆している。売りエントリーの機会が注目に値する。 為替レートは先週、上昇トレンドライン、上値のネックライン、そして最も重要な黒い33日移動平均線を連続して下回っている。昨日の明確な下降ローソク足は、年初からの上昇トレンドが終焉を迎えたことを示唆しており、次の注目点は円高トレンドである。 1時間足チャート (米ドル/日本円1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は再び50中央値の上でショートシグナルが点灯しているが、昨日の強い下降トレンドの影響もあり、反発は弱くなった。為替レートがポジティブダイバージェンス構造を形成して、上値への反発を続けることに警戒しよう。 青い17日移動平均線は短期下降トレンドラインである。為替レートがこの移動平均線を上抜けた場合、次の目標水準は黒い33日移動平均線となる。そして十分な反発した後、為替レートは長期的な下降トレンドを継続する可能性がある。 トレーディングセントラル PIVOTインジケーター (米ドル/日本円30分足チャート。情報源:Ultima Markets APP) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。
金相場、月足は十字線で終え、今日の終値が1月のトレンド決定
2024年1月2日現在、金に対するテクニカル分析をお届けします。 要点 投資家は、紅海航路の地政学的リスクがこのまま激化していくのではないかと懸念している。米海軍が武装組織フーシ派のボート3隻を撃沈したことを受け、英国はフーシ派の標的への空爆を検討している。今週は原油と金の異常な変動に注意すべき。 今週、米国は一連の労働統計を発表する予定であり、木曜日の12月ADP雇用統計と金曜日の12月非農業部門雇用者数が市場の注目点となる。雇用情勢が弱まれば、インフレ率は引き続き低下すると予想され、米連邦準備制度FEDが第1四半期から利下げし始めるという予想を後押しすることになる。ドル安は金相場をある程度支えるかもしれない。 テクニカル分析 月足チャート分析 (金月足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標からみると、シグナルラインはまもなくMACDラインを下抜け、現在の金価格の上昇トレンドが短期的に鈍化し、調整が入る可能性を示唆している。 12月の金価格は、最終的に十字線で取引を終え、しかも、前回の高値を上回ることはなかった。理論的には、弱気・強気がはっきりしていない状態で、下降圧力がかかる可能性が高い。 日足チャート (金日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は売られ過ぎのゾーンに入り、先週すでに絡めている状態で、まもなく弱気のシグナルを発しようとしている。現在の金価格がさらに上昇するか、または抑制されることを示唆している。 金価格は、赤い7日移動平均線を上抜けし、ベアリッシュエンガルフィングパターンを形成した後、まだ移動平均線のサポート水準をブレイクしていない。今日の相場はかなり重要で、もし金価格が移動平均線のサポート水準を下回れば、金価格は深く後退する可能性がある。 トレーディングセントラル PIVOTインジケーター (金30分足チャート。情報源:Ultima Markets MT4アプリ) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。