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ニュージーランド準備銀行、年内利下げは困難、NZドルの下落余地は限定的
2024年2月27日現在、NZドルと米ドルに対するテクニカル分析をお届けします。 要点 ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は水曜日、最新の金融政策を発表する予定で、金利を据え置きと市場が予想している。ニュージーランドの1月の物価水準は4.7%と高水準を維持している。ニュージーランド準備銀行が予想通り様子見を選択した場合、NZドルは短期的に売られる可能性がある。 現時点で、市場はニュージーランド準備銀行が今年利下げを行うとは予想していない。したがって、ニュージーランド準備銀行と米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策の違いから、NZドルは2024年において、長期的にはまだ上昇余地がある。 テクニカル分析 日足チャート分析 (NZドル/米ドル日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は過熱圏にあり、強気のシグナルが点灯しており、為替レートが短期的な下落圧力に直面することを示唆している。現状では、シグナルラインが過熱圏を脱しておらず、売りには辛抱強く様子を見る必要がある。 為替レートは、上昇トレンドチャネルの上限でもある黒い65日移動平均線までリトレースメントしている。複数の短期レジスタンスがさらなる下落を阻む可能性がある。サポート帯を割り込めば、はっきりと調整局面に入るだろう。 1時間足チャート (NZドル/米ドル1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は昨日、50の中央値付近で弱気シグナルを発しており、短期的に強気派が不利なポジションにあることを示唆している。同指標がボトム圏までの為替レートの急落にマッチしない場合、ポジティブダイバージェンス構造が形成される可能性があり、それにより、NZドルの下落幅は限られるだろう。 為替レートは先週、ダブルトップが形成され、緑色のネックラインがサポートレベルからレジスタンスレベルに変わった。日中のアジア取引時間内で赤の33日移動平均線を上抜けるかどうかに注目。上抜けた場合、次のターゲットは緑のネックラインとなる。そうでない場合、為替レートははっきりした下落の調整局面に入るだろう。 トレーディングセントラル PIVOTインジケーター (NZドル/米ドル30分足チャート。情報源:Ultima Markets APP) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。
NZドル、さらに上昇の可能性はこの移動平均線の推移次第
2024年2月22日現在、NZドルと米ドルに対するテクニカル分析をお届けします。 要点 大半の委員は、利下げが早すぎることのリスクを指摘しており、インフレの進展が停滞するリスクを懸念する声もある。米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は、利下げのタイミングとしては「間違いなく時期尚早」であり、不動産市場は利下げ決定の障害にはならないと述べた。この発言は、ある程度早期利下げへの期待が弱まった。 この3ヵ月間、上がったり下がったりの統計発表が続き、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の来週の金融政策決定は不確実性に満ちている。先週の統計からは、RBNZがインフレ圧力の持続を懸念する理由があることが示唆されている。 テクニカル分析 日足チャート分析 (NZドル/米ドル日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は徐々に過熱圏に入っており、強気のトレンドがそんなに強くないことを示唆している。過熱圏からの弱気シグナルの点灯には常に注意しよう。 為替レートは、上昇トレンドチャネルからのブレイクアウトが加速する兆しはあるものの、これまで下降トレンドの50%のフィボナッチリトレースメントに抑えられている。為替レートがブレイクアウトできなければ、NZドルはいつでも下落に転じる可能性がある。 4時間足チャート (NZドル/米ドル4時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は過熱圏で絡みながら、2回の弱気シグナルが点灯していた。為替レートと対照してみると、ベアリッシュ・ダイバージェンス構造が形成されている。為替レートは、指標が50の中央値に達する前に下落しなければ、引き続き上昇の勢いがあるだろう。 紫色の2400日移動平均線は長期トレンドの重要な風見鶏であるため、ここで為替レートには強い下降圧力がかかり、NZドル対米ドルの長期トレンドがどのように展開するかは、為替レートがこの移動平均線でどのように振る舞うかにかかっていいる。 トレーディングセントラル PIVOTインジケーター (NZドル/米ドル30分足チャート。情報源:Ultima Markets APP) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。
米ドル以外全ての通貨上昇、NZドルは持ち直し待ち
2023年12月15日現在、NZドルと米ドルに対するテクニカル分析をお届けします。 要点 米連邦準備制度(FED)金融政策の決定会合では、明らかにハト派的な姿勢が示されたため、米国以外の通貨は全般的に上昇した。現在、各国の金融緩和のタイミングを決めるのは、各国の中央銀行次第である。より強引な金融緩和政策が、引き続き通貨高をもたらすとは限らない。 この前の11月末に、ニュージーランド中銀(FRB)が金利を据え置くと表明したことを受けたものだが、同時に、政策金利をより長期間高く維持する必要があるという強気な姿勢を示した。したがって、基本的な観点からは、ニュージーランド中銀は米連邦準備制度(FED)よりもタカ派であり、NZドルは依然として長期的な上昇トレンドを維持している。 テクニカル分析 週足チャート分析 (NZドル/米ドル週足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 同指標は買われ過ぎの領域に入り、弱気シグナルを形成しようとしている。現在の上昇トレンドが一時停止し、上下変動する可能性を示唆している。 米国以外の通貨の中、NZドルの上昇トレンドが最も紆余曲折しているのは、今年1月以降の為替レートが下降トレンドラインに接近しているためであり、トレンドラインを突破する前に、NZドルがさらに下落する可能性はまだ残っている。 4時間足チャート (NZドル/米ドル4時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は既に弱気のシグナルを発しており、まもなく調整局面に入ることを示唆している。 NZドル対米ドルは昨日、下降トレンドラインを下抜けた後、現在引き続き下落している。紫色の2400日移動平均線と50%のフィボナッチリトレースメント付近は、下値サポートレベルになる。 10月以降の上昇トレンドは昨晩の時点で構造的に完成しており、今後も引き続き堅調に推移する可能性がある。しかし、11月末から上下波動のトレンドが崩れているため、調整後に上昇トレンドが継続する確率が高くなっている。 PIVOTインジケーター (NZドル/米ドル1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。
NZ中銀、政策金利OCRを5.5%に据え置き
市場の予想通り、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は11月の金融政策決定会合で、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を5.5%に据え置くことを決定した。これで4回連続の金利据え置きとなった。 インフレ圧力の継続と雇用市場の低迷が、ニュージーランド準備銀行が現行の金利政策を維持する可能性を後押ししているが、タカ派的な方針を継続するかどうかはまだ不透明だ。最近の統計によると、ニュージーランド準備銀行の引き締め政策のサイクルが終わりに近づいている可能性を示唆しているが、当局者は金利政策に関してタカ派的な発言を続けている。 (ニュージーランド金利推移。 出所:ニュージーランド準備銀行RBNZ) 米ドル安に後押しされ、NZドルは対米ドルで0.61米ドルに接近し、8月上旬以来の再高値を記録した。月曜日に中道右派の新政権が発足したことも相場を押し上げた。 (NZドル/米ドル 年足チャート) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。
NZドル短期内後戻り、上昇トレンドは明日の政策決定次第
2023年11月28日現在、NZドルと米ドルに対するテクニカル分析をお届けします。 要点 ニュージーランドのインフレ率は先進国の中ではまだ高い方だが、金融引き締め政策が経済成長を鈍化させている。失業率は上昇し、消費は低下している。 ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の金利政策決定が明日に迫り、市場の注目はやはり今後の金利政策に変化があるかどうかだ。8月の政策金利の決定では、ニュージーランド準備銀行は2024年末の利下げを予測し、11月の予想が2024年の利下げを予測しない場合、ニュージーランドドルは上昇傾向になる可能性がある。 テクニカル分析 日足チャート分析 (NZドル/米ドル日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 現在、指標は買われすぎのゾーンに変動している。力強い強気トレンドを示唆しているが、リトレースメントの可能性もまだ残っている。 はっきりしたダブルボトム構成を形成し、ネックラインと200日移動平均線の重なったエリアは、強気・弱気の変換ゾーンとなっている。昨日、相場はレジスタンスラインを上抜けたことで、今日、為替レートは一気に上昇するか、または一回ネックラインをリトレースメントしてから上昇する可能性がある。 1時間足チャート (NZドル/米ドル1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 指標は為替レートの新高値とともに上昇せず、ダイバージェンス状態になっている。これは、当面為替レートに一定のリトレースメント圧力があることを示唆している。 11月14日以来の2つの高値の延長線は、為替レートにとって差し迫る圧力となるエリアである。相場はこの高値にタッチし、その後下降に転じる可能性がある。 PIVOTインジケーター (NZドル/米ドル1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4) 免責事項 本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。